酒田市美術館

〒998-0055 山形県酒田市飯森山3丁目17-95  0234-31-0095

美術館概要

酒田市美術館は平成9年10月3日、鳥海山、最上川、そして市街地を一望できる小高い丘に開設しました。敷地面積約3万平方メートル、施設面積約3千平方メートルで、広大な敷地内にゆったりと立つ景観を生かした美術館です。

常設の柱となるのは日本洋画界の重鎮、文化勲章受章者である森田茂の作品、日本芸術院会員の洋画家、國領經郎の作品、酒田市出身の洋画家、斎藤長三や佐藤昌祐の作品と、彫刻家、高橋剛の作品です。

美術館の見どころ

翔生

翔生

酒田市美術館の中庭に置かれた白い大理石の彫刻。彫刻家・安田侃(1945年~)の≪翔生(しょうせい)≫は、美術館と庄内平野を繋ぐシンボルです。美術館のガラス張りのエントランスから≪翔生≫に目をやれば、自ずとその背景に広がる出羽三山や鳥海山、そしてどこまでも続く広い空に心奪われます。≪翔生≫を介して館内に庄内平野の風景を引き込ませ、その風景までもが美術館の一部であるかのように建築家・池原義郎(1928年~2017年)が設計した特別な空間です。

安田侃(彫刻家)
1945年北海道美唄市生まれ
1970年渡伊。ローマ・アカデミア美術学校で学び、以降、大理石の産地として知られるトスカーナのピエトラサンタにアトリエを構え、大理石とブロンズによる彫刻の創作活動を始める。

椅子の紹介

s664

S664

THONET社
サイズ:W580×D610×H865(SH450)mm
デザイナー:エディ・ハリス(Eddie Harlis)

1955年に発表されたS664 。アメリカや北欧で興ったミッドセンチュリーの影響を受けた丸みを帯びたポップで大胆なフォルムが目をひきます。
シェル状にデザインされた一体成型の背座は、幾何学的に構成されたシンプルなフレームに支えられることよって、まるで空間に浮かぶオブジェのような視覚的効果を持ちます。

カッシーナ(Cassina) REVERS952リヴァースチェア

カッシーナ(Cassina) REVERS952リヴァースチェア

イタリア カッシーナ社(1760年形成)
サイズ:W630×D515×H760(SH450)mm
素材:フレーム=アルミダイキャスト
アーム・座=ビーチ材(ナチュラル/ブラック染色)

脚から始まり、肘掛、背へと、しなやかな木のリボンが優美な曲線を描くこの椅子は、織物がつくりだす、例えば上着の襟などの美しい造形をモチーフとして考えられました。繊細なスティールと木の組み合わせは、適度に柔らかな印象を与えます。

280 ZIG-ZAG ジグザグチェア

280 ZIG-ZAG ジグザグチェア

イタリア カッシーナ社(1760年形成)
サイズ:W370×D430×H745 SH430
デザイナー:へーリット・トーマス・リートフェルト(GERRIT THOMAS RIETVELD)

椅子の究極の形として取り上げられ、多くのデザイナーに影響を与えてきた、へーリット・トーマス・リートフェルトの代表作。繊細な美しいデザインからは想像もできない頑丈さと、座り心地の良さを兼ね備えています。
カッシーナの優れた木工技術により、4枚板の組継ぎを隅木(すみぎ)で補強する手法を用いた椅子は、一切金属のジョイント類を使用せずに作られています。このジグザグチェアはその名の通り「Z」の形をしており、このZを逆にしたような形は、背部・座部・支持部・底面の4つの木材がリズミカルに連なっています。

FG-93A Cross Check Arm Chair

FG-93A Cross Check Arm Chair
(クロスチェックアームチェア)

アメリカ ノール社
サイズ:W725×D630×H855(SH460、AH730)
デザイナー:フランク・オーウェン・ゲーリー(Frank Owen Gehry)

フレームはすべて幅5cm、厚さ数mmのプライウッド(合板)のリボン。1本だったら簡単に折れてしまいますが、こうして椅子の形に織り上げると、適度に柔軟性があり、安定感をうみ出します。ゲーリーは子供のころに遊んだリンゴのカゴからこのアイデアを思いついたそうですが、実際に構造を完成させるまでには2年以上の歳月が必要でした。

290pfst

290PFst

THONET社
サイズ:W550×D510×H800 SH470
素材:後脚=ブナ材不等厚積層成型合板 ナチュラル塗装仕上げ
アーム、前脚=ブナ材 ナチュラル塗装仕上げ
座=ブナ材積層成型合板、ウレタンフォームに布張り
デザイナー:ヴルフ・シュナイダー(Wluf Schneider)

【ヴルフ・シュナイダー】
1943年 ドイツ生まれ。
1976年 「デザイン・コンセプト・オフィス」を設立。
環境デザイン/インテリアデザイン/一般企業・家具メーカーのコンサルタント/住宅の設計/建築や家具のデザイン開発等積極的に取り組む。
執筆活動など広い分野で活躍する。国内外の各賞を受賞し、1991年以降ミュンヘン工芸大学で教授となる。

413 CAB キャブ アームチェア

413 CAB キャブ アームチェア

イタリア カッシーナ社
サイズ:W605×D520×H815 SH445 AH650
素材:厚革/スティ―ルフレーム・モールドポリウレタンフォーム(座部分)
デザイナー:マリオ・ベリーニ(1935年 イタリア、ミラノ生まれ)

背もたれからアーム部分にいたるカーブは非常によく計算されており、肘の掛け心地は抜群です。また、見た目にも革の質感が伝わる、美しいデザインとなっており、フレームと厚革が作りだすテンションによって、背もたれのフィット感と抜群の座り心地を実現しています。カッシーナ独自の厳しい基準をクリアーした最高級の鞣し革は使い込むほど身体に馴染み、味わいを深めていきます。

堀木エリ子
エントランス パーティション

「建築空間に生きる和紙造形の創造」をテーマに、2700×2100mmを基本サイズとしたオリジナル和紙を制作しています。合わせ硝子、アクリル貼り、コーティングなど周辺技術との融合で、従来の和紙の難点 - 燃える、汚れる、破れる、退色する、精度がないなど -を克服しました。 和紙インテリアアートの企画・制作から施工までを手掛けています。

■略歴
1962 京都生まれ
1987 SHIMUS設立
2000 株式会社堀木エリ子&アソシエイツ設立

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