平山郁夫(1930―2009)は、仏教東漸(とうぜん)の道と日本文化の源流を求めてシルクロードを百数十回にわたって旅をしました。平山氏が描くラクダのキャラバンは、平和な交易のシンボルとして、文化や宗教を伝えてきた存在として、平和の祈りの象徴でもあります。一方、歴史遺産が戦乱などによって破壊されていく姿を目の当たりにした平山氏は文化財保護活動を生涯にわたって続けました。
本展は、平山郁夫がライフワークとして描いたシルクロードの世界を工房が制作した版画作品によって紹介します。また松尾芭蕉の「奥の細道」をたどる旅で制作した水彩画も、芭蕉の俳句と併せて紹介します。

《敦煌月光》 版画 1988年

《羽黒山神社 五重塔》1997年
□関連イベント
ギャラリートーク
●平山郁夫美術館 学芸員 幸野昌賢氏
日時/7月16日(土) 10:30~/14:00~
●当館学芸員
7月24日(日) 10:30~/14:00~
8月7日(日) 14:00~
◎申込み:不要 ◎場所:展示室内 ◎参加費:無料(但し、要観覧券または年間券)
期間 | 2022年7月16日(土)~8月28日(日) |
時間 | 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分) |
観覧料 |
一般900円(800円)、高校生450円(400円)、中学生以下無料 |
休館日 | 無休 |
主催 | 公益財団法人さかた文化財団 酒田市美術館 |
共催 | 酒田市、酒田市教育委員会 |
企画協力 | 公益財団法人平山郁夫美術館 |
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