- 作家名
- 佐藤 公紀(さとう こうき)
- タイトル
- 酒田の舞娘(蘭丸)
- 制作年
- 不詳
- 技法・材質等
- 紙本着色
- サイズ(cm)
- 53.0 × 45.5
- 備考
作品解説 |
手鏡を持ち、粉白粉を頬につけ、お座敷の前に化粧をする酒田舞娘の姿を描いている。鮮やかな朱の着物には、椿や笹などの草花紋が描かれている。椿は春を告げる花、笹は雪を被った絵柄のため、冬から春にかけての季節か。小さな花をたくさん使った華やかな飾りの前挿し「勝山」と、ブラと呼ばれる顔の横に花びらのような飾りの垂れるかんざしを身に付けているが、これを「花かんざし」と言い、若い舞娘の髪型の特徴である。酒田舞娘の若さと呼応するような着物や小物が描かれ、美人画を得意とする画家の力量が現れている作品。 |
展覧会歴 |