酒田市美術館

〒998-0055 山形県酒田市飯森山3丁目17-95  0234-31-0095

酒田市美術館・土門拳記念館共同企画 今森光彦「自然と暮らす切り紙の世界」展

©Mitsuhiko Imamori
「パンサーカメレオンとパキポディウム」



幼い頃から“生きもの少年”として昆虫採集や魚採りに熱中し、現在も、里山で田んぼや雑木林の手入れをしながら暮らす今森光彦さん。
人と自然が見事に共生する「里山」をテーマに独自の取材を続けており、2009年には第28回土門拳賞を受賞するなど、酒田市に所縁ある写真家です。また、今森さんは、蝶や鳥、植物をモチーフに、精緻で生き生きとした作品をつくる切り絵作家としても知られています。深い洞察力により、たった一本のはさみから生み出される作品には、植物の鮮やかさや昆虫の力強さが表現されています。
本展覧会は、酒田市美術館と土門拳記念館による共同企画展となります。
酒田市美術館では、蝶々やカブトムシなどの昆虫をはじめ、今森さんの里山に棲む様々な生き物たちや植物、世界中を旅して出会った動物たちのシリーズなど、魅力あふれる切り紙の世界を紹介します。
土門拳記念館では、四季折々のオーレリアンの庭の写真を中心に、今森さんの里山での暮らしの様子を紹介します。また、第28回土門拳賞受賞作品『昆虫 四億年の旅』のなかから、≪メダマカレハカマキリ≫や≪ハラビロカマキリ≫などの昆虫写真と、立体切り紙作品を同時展示します。切り紙や写真といった様々な角度から生き物たちの魅力を表現する今森さんの作品をどうぞお楽しみください。
チラシダウンロード(PDF)はこちらから







◇関連企画◇
今森光彦 切り紙ワークショップ

日時:5月22日(土)①11:00~ ②14:00~
定員:各15名(小学生以上~大人まで)※小学生は保護者同伴必須
持ち物:作りたい生き物があれば図鑑や写真など
参加費:500円
会場:酒田市美術館 市民ギャラリー
申込み:5月7日(金)9:00~ 酒田市美術館電話にて受付(☎0234-31ー0095)


 






今森 光彦(いまもり みつひこ)


1954年滋賀県大津市生まれ。幼少期から身の周りの自然に興味を持ち、小川や田んぼで昆虫採集や魚採りに熱中する。大学卒業後、独学で写真技術を学び1980年よりフリーランスの写真家となる。以後、琵琶湖を望む田園にアトリエを構え、自然と人との関わりを「里山」という概念で追う一方、熱帯雨林から砂漠まで世界各地を訪ね、生物の生態を追求し取材し続ける。第20回木村伊兵衛写真賞、第28回土門拳賞など受賞多数。




◎オーレリアンの庭とは◎
「オーレリアンの庭」とは、今森さんが長い時間をかけてアトリエの敷地内に作り上げた、生き物が集まる庭のことです。オーレリアンとは、蝶を愛する人々のことを指します。蝶は幼虫時代、種類によって違う葉を食べています。現在70種類の蝶が生息するこの庭は、植物が豊かな証、つまり多様な生き物が暮らせる環境ということになります。今森さんは今日もオーレリアンの庭で、植物の世話をしたり、四季折々の写真を撮ったり、そして切り紙作りにいそしむ日々を送っています。

オーレリアンの庭





 

期間 2021年5月22日(土)~7月9日(金)
時間 午前9時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
観覧料

一般900(800)円、高校生450(400)円、中学生以下無料 ※(   )内は団体料金
※大学生・専門学生は一般料金となります。
※障がい者手帳をお持ちの方、およびその介助者1人の観覧料は、半額(20名以上の場合は団体料金の半額)となります。
※お得な年間券は、3,300円で3名様まで1年間何度でもご利用できます。
★土門拳記念館の当日有料の半券チケット又は年間券を提示すると、100円引きとなります。
 (招待券、優待券は対象の適用外です)

休館日 会期中無休
主催 酒田市美術館・土門拳記念館
共催 酒田市、酒田市教育委員会
協力 有限会社オーレリアンガーデン
企画協力 クレヴィス

※作品画像の無断転載・複製を固く禁じます。

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