−その人と作品−
平成15年8月22日(金)〜9月28日(日)
風の道 1979年
諸葛泉 2000年

林功氏は院展を舞台に活躍された日本画家で、木や花を主題とした作品、幻想的な風景画や裸婦像、そして近年は中国に取材した人物や動物のいる風景画を発表しています。また、文化財古典画模写の第一人者として精力的に仕事を重ねていることでも知られ、国宝の「伝源頼朝像」や「伝平重盛像」の模写や名古屋城本丸御殿障壁画・源氏物語絵巻の復元などに携わり、模写・修復活動と創作を両立していた数少ない画家のおひとりでした。
平成12年、壁画の技法や保存方法の指導のために訪れていた中国の西安で、交通事故のため急逝されました。
数々の修復・模写活動で培った古典技法を基にした、独特の清爽な絵画世界をこれから世に出そうとしていた矢先だけに、その早すぎた死は惜しまれてなりません。
この展覧会では中国を題材にした人物や動物のいる風景画を中心に、院展出品作やスケッチなど約80点を紹介します。

朝の光り 1978年
漂着 2000年
(茂原市立美術館・郷土資料館蔵)